マウスのサイズを選ぶときに「疲れにくいマウスを選びたいけど、サイズの選び方がわからない」「手の大きさを測りたいけど、どうやって測ればいいの?」と考えていませんか?
マウスのサイズは、大きすぎても小さすぎてもいけません。あなたの手の大きさに合わせたマウスを選ばなければ、購入後に「長時間使うと疲れる」「思ったよりも持ちにくい」と感じてしまいます。
そんなマウスのサイズ選びで基準となる手の大きさは、かんたんに測れる方法があります。「マウスのサイズなんて考えたこともなかった」という人も、簡単に測れるのでぜひ試してみてください。
そこで今回は、
- マウスを選ぶときに基準となる手の大きさの測り方
- 身近なもので手の大きさを測る方法
- マウスのメーカー別にマウスのサイズの選び方をまとめてみた
- 手の大きさ別おすすめのマウス
といった内容を解説します。
マウスのサイズを選ぶときの手の大きさの測り方
マウスのサイズは、中指の先端から手首のシワまでの長さを基準にして選びます。マウスを右手で持つ人は右手、左手で持つ人は左手の長さを測りましょう。
手の大きさの測り方はエレコムやLogicoolも同じです。以下の方法で計測できます。
- 手を広げて直接定規をあてる
- 手を紙の上に置き、中指の先端と手首が当たる部分に印をつけて計測する
この方法は、カナダのオンタリオ労働者労働衛生診療所が公開しており、通常のマウスでもゲーミングマウスを選ぶときにも使えます。
この長さは一般的に「手長」と呼ばれており、海外と日本の手長は平均値が以下のように大きく違います。
- 日本の成人男性:182.9mm(中央値)
- 日本の成人女性:169.1mm(中央値)
- アメリカの男性:7.6インチ(193.04mm)
- アメリカの女性:6.8インチ(172.72mm)
特にLogicoolなどの海外メーカーのマウスは、海外の手の大きさを基準に作られています。
買ってみたらマウスが大きかったり小さかったり手に合わないと感じる可能性があるため、マウスのサイズを選ぶときは手長を測ってから選ぶのがおすすめです。
定規がないときに目安となる身近なもの
家電量販店にいて手元に定規がないときや、家に定規ないときもありますよね。実際に私も定規がなかったので、以下の方法で測りました。
- A4用紙:縦297mm(29.7cm)×横210mm(21.0cm)
- 1万円札:横160mm(16.0cm)
- 千円札:横150mm(15.0cm)
- 1円玉:直径20mm(2.0cm)
手の横に置いて比べてみると、ざっくりとした目安になるので試してみるのもおすすめです。
マウスのサイズは各メーカーごとにマウス本体のサイズが違います。実際に私は、手の大きさとマウス本体の大きさが異なると思っていたマウスの大きさが違ったり、長時間使うと疲れてしまった事態に陥りました。
マウスのサイズの選び方
以下からは、エレコム、Logicool、ほかのマウスメーカーのマウスのサイズがわかるチャートを解説します。手の大きさと照らし合わせると、あなたの手のサイズに合ったマウスを選べます。
エレコムのマウスの選び方
エレコムのマウスのサイズがわかるチャートを、以下の表にまとめました。
手のサイズ | マウスのサイズ |
---|---|
~165mm | Sサイズ |
165~180mm | Mサイズ |
180~195mm | Lサイズ |
195mm以上 | XLサイズ |
エレコムのマウスの特徴は以下のとおりです。
- Logicoolに比べてマウス本体がやや小さめに作られているのが特徴
- 中でもEX-Gシリーズは、S~XLサイズまで販売されていて、手のサイズ別に選びやすい
- Bluetooth、無線2.4Hz(USBレシーバー)、有線から選べる
私も長時間使っても疲れにくいマウスとしてEX-Gを購入したのですが、手を置くだけでフィットするといった感覚で、かなり良かったです。
Logicoolのマウスの選び方
Logicoolでは、以下の手の大きさがサイズ選びの目安となっています。
手のサイズ | マウスのサイズ |
---|---|
~175mm | 小サイズ |
175mm~190mm | 中サイズ |
190mm以上 | 大サイズ |
Logicoolのマウスの特徴は以下のようになっています。
- 元々スイスのメーカーで海外展開しているため、マウス本体のサイズがやや大きめに作られている
- 特に手が小さめの人はマウスが大きいと感じることがあるので注意
- M750、M650、M550は小~中サイズ向け。大サイズも別途販売されている
Logicoolのマウスの中でも、MX Master 3Sや、MX ERGOは手が大きな人向きです。
実際に手の大きさが17cmの私が触ってみましたが、マウス本体が大きいと感じました。
Logicoolのマウスを選ぶときは、手の大きさを考慮に入れた方が購入後に後悔しにくくなります。
ほかのメーカーのマウスの選び方
サンワサプライのような他のメーカーでは、マウスのサイズの基準を出していないところがあります。
基準がないメーカーのマウスを選ぶときは、以下のカナダのオンタリオ労働者労働衛生診療所が以下のデータを公開しているので、目安にしましょう。
手のサイズ | マウスの分類 | マウスの縦サイズ |
---|---|---|
160mm未満 | XS | 113mm未満 |
160~172.7mm | S | ~113mm |
172.8~195.7mm | M | ~122.5mm |
195.7~213.5mm | L | ~127.8mm |
213.6mm以上 | XL | 127.8mm~ |
手のサイズ別のおすすめのマウス
では、サイズがわかったところでマウスを選べばいいのでしょうか?以下からは手のサイズ別におすすめのマウスを紹介します!
XSサイズ
Logicool PEBBLE M350
項目 | スペック |
---|---|
接続方式 | 無線2.4GHz(USBレシーバー)、Bluetooth |
重量 | 77g(電池入) |
横スクロール | × |
戻る・進むボタン | × |
指の疲れにくさ | △ |
静音 | 〇 |
- 小ぶりな外観で、手が小さい人でも持ちやすい
- 1台目はレシーバーでパソコンに接続、2台目はBluetoothでタブレットに接続といった切り替えもできる
- 平べったい外観で手のフィット感がないところは好みが分かれると思う
- 上位機種のPEBBLE2は機能が豊富
Logicool M240
項目 | スペック |
---|---|
接続方式 | Bluetooth、LogiBolt |
重量 | 73.8g(電池入) |
横スクロール | × |
戻る・進むボタン | × |
指の疲れにくさ | 〇 |
静音 | 〇 |
- マウス本体が小さめで、手が小さい人でも持ちやすい
- 左右対称で左利きの人も使いやすい
- シンプルなマウスが欲しい人におすすめ
Sサイズ
エレコム EX-G(Sサイズ)
項目 | スペック |
---|---|
接続方式 | 無線2.4GHz(USBレシーバー)、Bluetooth、有線 |
重量 | 73.8g(電池入) |
横スクロール | × |
戻る・進むボタン | 〇(5ボタンの場合) |
指の疲れにくさ | 〇 |
静音 | 〇 |
- 接続方式が3種類から選べるので、使いたい環境や好みに合わせて選べるのが良い
- 独特な形状で、手首の負担が軽減される
- 無線2.4GHzのEX-Gは電池が最長約23カ月も持つため、電池の交換頻度を減らせる
Logicool M750
項目 | スペック |
---|---|
接続方式 | Bluetooth、LogiBolt |
重量 | 101.2g |
横スクロール | 〇(サイドボタンを押しながら縦スクロール) |
戻る・進むボタン | 〇 |
指の疲れにくさ | 〇 |
静音 | 〇 |
- 値段の割に多機能。ボタンカスタマイズやマクロ機能も使えて仕事の効率化がはかどる
- Easy-switchで3台の端末と接続先を切り替えられて便利
- 電池持ちが良い。LogiBoltで接続すれば2年間電池の交換をしなくていいのが良い
Mサイズ
Logicool M720 トライアスロン
項目 | スペック |
---|---|
接続方式 | Bluetooth、Unifying |
重量 | 135g |
横スクロール | 〇 |
戻る・進むボタン | 〇 |
指の疲れにくさ | 〇 |
静音 | 〇 |
- マウスの上側にEasy-switchボタンがあるので、接続先を切り替えるときに押しやすい
- 手にフィットする形をしているので持ちやすい
- 価格がやや高いのが難点
- Logicoolの新製品がLogiBoltという新しい接続方式に置き換わってきているのが懸念
関連記事:マウスの接続方式一覧!BluetoothやUSBレシーバー、UnifyingやLogiBoltまでおすすめの接続方式を詳しく解説
Lサイズ
エレコム EX-G(Lサイズ)
項目 | スペック |
---|---|
接続方式 | 無線2.4GHz(USBレシーバー)、Bluetooth、有線 |
重量 | 73.8g(電池入) |
横スクロール | × |
戻る・進むボタン | 〇(5ボタンの場合) |
指の疲れにくさ | 〇 |
静音 | 〇 |
- 接続方式が3種類から選べるので、使いたい環境や好みに合わせて選べるのが良い
- 肩こり予防のために仕事用で使ったら、とても良かった
- 電池持ちが良い
- マウス本体が大きめなので、持ち運ぶために買うのは向いていない
マウスのサイズの選び方で迷ったら手の大きさを確かめよう
マウスをサイズは、中指の先端と手首のシワまでの長さを基準にすることで迷わず選べます。
手の大きさに合ったマウスを選ぶと、長時間マウスを使っても疲れにくい効果があるほか、マウスを買った後に使いづらいと後悔するリスクが少なくなります。
ただし、Logicoolのマウスは注意が必要です。Logicoolなどの海外メーカーの製品は、海外向けにやや大きめに作られているので、手が小さい人が持つとマウス本体が大きい…と感じた経験がありました。
マウスのサイズを選ぶときは、メーカーによってサイズの基準が違うことに注意しましょう。
以上、「マウスのサイズの選び方!定規がないときに目安となるアイテムやおすすめのマウスも紹介」でした。