ガジェットライターのばぶです。
マウスを使う前に、ついつい除菌ウェットティッシュで拭いちゃったりしてない?
やっぱり手に触れるものだから気になるよね。ということで、今回は「抗菌」のマウス、ELECOM M-DY11DRSKを紹介するよ。
「毎日マウスを触っていると衛生的に気になる」、「抗菌機能があるマウスがいい」という方もいるのではないでしょうか。
しかし意外なことに、抗菌機能があるマウスのラインアップはさほど多くありません。そして抗菌機能があるマウスの多くをリリースしているメーカーがELECOMです。
今回紹介するELECOMの抗菌ワイヤレスマウスM-DY11DRSKは、公式ページにも「財団法人日本規格協会(JSA)が定める抗菌性試験に準拠し、表面上における細菌の増殖を抑制、あるいは阻害する性能を持つ抗菌仕様です。」とあるとおり、高い抗菌性能を持ったマウスです。
ELECOMの抗菌マウスの中でもとてもスタンダードな機能を持ったワイヤレスマウスM-DY11DRSKに、抗菌以外にもどのような機能があるのか、詳しくレビューしていきます。
メリット | デメリット |
---|---|
USBレシーバーで簡単セットアップ 1,000円以下で買える 安心のロジクールブランド 静音+抗菌で職場でシェアしても安心 | Bluetoothは非対応 USB Type-Aが接続できない端末で利用できない ボタン割り当てや電池残量の確認ができない |
ELECOM M-DY11DRSKの外観と同梱品
項目 | スペック |
---|---|
製品名 | ELECOM 抗菌 ワイヤレス静音光学式マウス M-DY11DRSK(公式) |
接続タイプ | USBレシーバー |
マルチペアリング | 非対応 |
重量 | 58.5g(電池抜き)/実測値:58.7g(電池込み) |
大きさ | 公称値:縦:94.6mm/横:57.8mm/厚み:39.0mm 実測値:縦:94.7mm/横:57.4mm/厚み:39.5mm |
静音 | ○ |
電池 | 単4/1本 連続待機時間:94時間/連続待機時間:750日/想定電池使用期間215日 |
メーカー保証 | 6カ月 |
DPI | 公称値:1000DPI |
ボタン数 | 3 |
互換性のあるOS | Windows®/macOS/ChromeOS™/Linux® |
カラー | ●グレー ●ブルー ●レッド |
ELECOM M-DY11DRSKは、ざっくり言うと抗菌加工されている1,000円以下のワイヤレスマウスです。
最大の特徴は何といっても抗菌加工されているマウスであること。
ELECOM M-DY11DRSKは、主に以下のようなシーンで活躍するでしょう。
抗菌加工マウスが活躍するシーン
- 病院の受付でマウスを複数のスタッフで共有している
- 書店の書籍検索でお客さまがマウスを触る
- 毎日触るマウスをアルコール除菌シートで毎回拭いている
電池持ちは、Slintなどの上位機種と比べるとやや劣りますが、約1年弱ほどもつことを考えると十分と言える範囲です。
ELECOM M-DY11DRSKの外観
ELECOM M-DY11DRSKは、サイドボタンがないシンプルなマウスです。
マウス表面はマットな仕上がりで、マウスホイールは滑りがいいシリコンゴム。どちらも触り心地はさらさらした感触で、触った部分は汚れが目立ちにくい質感になっています。
マウスの中央から盛り上がるような厚みのある形で、かぶせ持ちやつまみ持ち、つかみ持ち、どんな持ち方の人でもでしょう。
ELECOM公式サイトではS~Mサイズと書かれていますが、どちらかというと手の大きさが小さめの人に向いているマウスです。
ELECOM M-DY11DRSKの同梱品
ELECOM M-DY11DRSKには、以下が同梱されています。
- マウス本体
- 単4電池1本(ケースに付属)
- USBレシーバー(ケースに付属)
- 接続マニュアル
単4アルカリ電池が付属しているので、購入後すぐに使い始められるところがいいですね。
電池交換をする際には、通常のアルカリ電池のほかに、マンガン電池、ニッケル水素電池も使用できます。
保証書は台紙に印刷されているので、使用する前に切り取ってマニュアルやレシートと一緒に保管しておきましょう。
ELECOM M-DY11DRSKの類似製品との比較
ELECOM M-DY11DRSKの類似製品として挙げられるのが、同社ELECOMのSlintです。
Slintは、M-DY11DRSKと同じく静音性を売りにしているマウスです。
実際にELECOMの静音マウスであるSlintと比較してみましょう。
静音性の比較:M-DY11DRSK vs Slint
ELECOM M-DY11DRSKと同じく、静音性を備えているSlintと実際にクリック音を比較してみました。
M-DY11DRSK
静音性を特徴としているだけあって、とても静かです。
しっかりとしたクリック感はありますが、非静音マウスのようなカチカチというプラスチック特有の音はしません。
Slint
同じく静音マウスのSlintもほとんど音がしません。
静音性という点では、M-DY11DRSKもSlintもほぼ同じくらいと言えるでしょう。
比較してみた結果は以下のとおりです。
M-DY11DRSK | Slint | |
---|---|---|
静音性 | 有り | 有り |
抗菌加工 | 有り | 無し |
接続方式 | USBレシーバー | Bluetooth |
ボタン数 | 3 | 4 |
ボタンカスタマイズ | 無し | 有り |
カラー | ●グレー ●ブルー ●レッド | ●ブラック ●ブルー ●グレー ●ピンク ●レッド ○ホワイト |
重量 | 58.5g 実測値:58.7g | 66.0g 実測値:66.2g |
電池 | 単4/1本 | 単3/1本 |
互換性のあるOS | Windows® macOS ChromeOS™ Linux® | Windows® macOS Android iOS・iPadOS |
価格(税込) | 850円 | 1,855円 |
M-DY11DRSKは値段相応といったものの、1,000円以下のマウスはほとんどのモデルで静音性が盛り込まれていません。
まず静音マウスがどんなものかお試しで買ってみたい方におすすめできるマウスです。
M-DY11DRSKのレビュー
M-DY11DRSKの特徴は、以下の3つです。
M-DY11DRSKの3つの特徴
- 抗菌性試験をパスした高い抗菌性能
- USBレシーバーでBluetooth非対応端末でもかんたんに接続できる
- クセがなく使いやすい機能とフォルム
抗菌性能が高いマウス
M-DY11DRSKは財団法人日本規格協会(JSA)が定めた抗菌性試験に準拠した抗菌性能を持っています。
「マウス表面での細菌の増殖を抑制、あるいは阻害する」効果があるそうです。
そもそも「抗菌」とは、製品の表面で細菌が増殖してしまうのを抑制する機能を指します。
つまり、菌のついた手で触っても、マウスの上で菌が増えないので、きちんと清潔にしていれば細菌が広がらないというわけです。
製品の表面をコーティングしているものと、製品そのものに抗菌剤を配合しているものがありますが、抗菌性能はどちらも同じ。
M-DY11DRSKがどちらなのかわかりませんが、マウスとしての寿命が来るまでは大丈夫そうですね。
USBレシーバーでBluetooth非対応端末でもかんたんに接続できる
M-DY11DRSKは、付属のUSBレシーバーで接続します。
Bluetooth非対応の端末でも接続できるため、Bluetoothに対応していないデスクトップパソコンやノートパソコンでも使えます。
接続方法は非常に簡単で、以下の3ステップで接続して使い始められます。
- マウス本体のスイッチをオンにする
- マウス本体からUSBレシーバーを取り出す
- USBレシーバーをパソコンやマウスを使いたいデバイスに接続する
一応マニュアルがついてきていますが、特にマニュアルを見なくても「つなげば使える」シンプルなマウスです。
USBレシーバーは底面に格納する穴があります。なくすと大変なので、使わないときはしまっておきましょう。
フタがないのでぽろっと取れそうですが、案外強く振ったりしないと落ちないので大丈夫です。
クセがない使いやすい形
M-DY11DRSKは左右対称で、形にクセのない使いやすい形をしています。左利きの人も使えますね。
かぶせ持ちはもちろん、つまみ持ち、つかみ持ちの人も使いやすい形です。後ろがやや上がり気味なので、手が大きい人も使いにくさを感じないでしょう。
いろいろな機能性の高い形もあるけど、誰でも使いやすいっていうのはスタンダードなマウスのポイントだよね。
ELECOM M-DY11DRSKの気になる点
1,000円以下で買える静音で抗菌機能があるM-DY11DRSKですが、3つの気になる点があります。
- 電池の残量を確認できない
- エレコムマウスアシスタントに非対応
- Windows11が対応OSに入っていない
電池の残量を確認できない
M-DY11DRSKは電池残量を確認する機能がありません。そのため、動かなくなるまで電池切れがわからないのが難点です。
毎日使用しても215日、約7カ月使用できるので、大体半年に1回電池を交換すれば大丈夫です。
しかし、外出しているときに電池が切れると不便なので、手荷物に予備電池を入れておいた方がいいでしょう。
ボタン割り当てができない
M-DY11DRSKは、ELECOMの多くのマウスが対応しているエレコム マウスアシスタントに対応していません。
そのため、ボタンの割り当てやマウスポインタの速度変更、高速スクロールに対応していません。
マウスポインタの速度を変更するには、Windowsの「システム」で「Bluetoothとデバイス」を開き、「マウス」のメニューから変更する必要があります。
ただし、この設定変更はパソコンに接続するすべてのマウスが影響されます。そのため、新しいマウスを購入したら、改めて設定を変える必要があります。
Windows11が対応OSに入っていない
M-DY11DRSKの対応OSには、Windows11が含まれていません。
実はM-DY11DRSKは2021年2月に発売されました。一方、Windows11がリリースされたのは2021年10月です。
そのため、M-DY11DRSKの対応OSにはWindows11が含まれていないのです。
実際にはWindows11でも通常通り動いているのを確認しましたが、サポート対象外になるので使用する場合は自己責任になります。
M-DY11DRSKはこんな人におすすめ
M-DY11DRSKは、安くてシンプルで抗菌性能があるワイヤレスマウスが欲しい人におすすめのマウスです。
さらに静音で、職場でもカチカチうるさくないシンプルなマウスが、なんと1,000円以下で手に入ります。
実は、抗菌マウスで1,000円以下の選択肢はほとんどありません。その中でも静音マウスというと、ほぼM-DY11DRSK一択と言っていいでしょう。
抗菌ではない静音マウスならありそうですが、定評のあるメーカーだとほかに選択肢はありません。
適切なマウスを選ぶための手のサイズの測り方
手に合った適切なマウスを選ぶためには、まず自分の手の大きさを知る必要があります。
カナダのオンタリオ労働者労働衛生診療所のデータを元に、手の大きさとマウスの関係を見ていきましょう。
手のサイズ | マウスの分類 | マウスの縦サイズ |
---|---|---|
160mm未満 | XS | 113mm未満 |
160~172.7mm | S | ~113mm |
172.8~195.7mm | M | ~122.5mm |
195.7~213.5mm | L | ~127.8mm |
213.6以上 | XL | 127.8mm~ |
人工知能研究センターの調査によると、日本人の成人男性の中央値は182.9mm、成人女性は169.1mmです。
平均的な大きさで選ぶ場合、男性はM、女性はSのマウスを選べば大体手にあいます。
※河内まき子、2012:AIST日本人の手の寸法データ。https://www.airc.aist.go.jp/dhrt/hand/index.html
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M-DY11DRSKは、ELECOMの公式ECサイトで1,379円(税込)です。別途送料+550円なので、つまり送料込で1,929円以下ならお買い得です。
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抗菌・静音・シンプルな機能、そしてなにより定評のあるメーカーのマウスが850円!と、全部盛りなM-DY11DRSK。
やっぱりどうしても、衛生は気になる昨今。
しっかり手洗いうがい、そして抗菌マウス。おすすめですよ。