ELECOM M-XGM10DBを徹底レビュー!エルゴノミクスマウスEX-Gシリーズの究極の握り心地を試してみた

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ばぶ

こんにちは、ガジェットライターのばぶです。

マウスを使っていると手首が痛くなった経験がある人、痛いとまではいかないけどだるい、肩が凝る…という人は意外と多いのではないでしょうか。

そんな人におすすめなのが、エルゴノミクスマウス。今回紹介するELECOM EX-Gシリーズは握り心地にこだわったマウスです。

整形外科医と共同開発した”握らないマウス”の実力や、いかに!!

ELECOM M-XGM10DB(EX-Gシリーズ)
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 疲れにくいエルゴノミクスマウスの中でコスパが最強レベル
  • 手首の負担が軽くなり、掴み心地がいい
  • サイドボタンつき。5ボタン・8ボタンから選べる
  • ボタンの割り当てが可能
  • Bluetoothに対応していないパソコンで接続できる
デメリット
  • つまみ持ちをする人は手の大きさより1サイズ下のサイズを選んだ方が良い
  • マルチペアリング機能がない。ほかのパソコンで使用する場合はUSBレシーバーの差し替えが必要
  • 2000dpiとなっており、高dpiでFPSゲームをしたい人には不向き
  • カラーバリエーションがほとんどない
目次

ELECOM M-XGM10DB(EX-Gシリーズ)レビュー:総評

項目スペック
製品名ELECOM M-XGM10DB(EX-Gシリーズ) Mサイズ(公式
接続タイプUSBレシーバー
マルチペアリング非対応
重量75.0g(電池抜き)/実測値:78.9g
大きさ公称値:縦:109.6mm/横:73.8mm/厚み:40.8mm
実測値:縦:109.9mm/横:72.4mm/厚み:40.3mm
静音
電池単3/1本 連続動作時間:370時間/連続待機時間:1041日/想定電池使用期間722日
メーカー保証6カ月
DPI公称値:2000DPI
ボタン数5
互換性のあるOSWindows 11/Windows 10/macOS/Chrome OS
カラー●ブラック(販売終了)
レッド(在庫限定)
ホワイト(販売終了)

ELECOM M-XGM10DB(EX-Gシリーズ)は、ざっくり言うと持ちやすく疲れにくいワイヤレスマウスです。

疲れにくい最大の理由は、医師が監修した独特の形状にあります。一般的なマウスよりもリラックスした状態でマウスを掴める構造になっているため、長時間使っても疲れない形になっています。

約3,000円で購入できるため、シンプルなマウスから疲れないマウスにしたいという人にピッタリのマウスです。

しかし、本記事で紹介している約3,000円で購入できるM-XGM10DBは、後継機が出たため在庫かぎりとなっています。安価で握り心地がいいマウスを確保したい人は見掛けたらすぐ手に入れておいた方がいいでしょう。

ELECOM M-XGM10DBの外観

ELECOM M-XGM10DBは、軽く握るように持つデザインのエルゴノミクスマウスです。

EX-Gシリーズの元祖とも言うべきM-XGM10DB。後続のEX-Gに通じるエルゴノミクスなデザインが最大の特徴です。

手のひらの内側にぴたりとハマるような独特の形は、少し捻りが利いています。

左側は親指を受け止めるために張り出してます。右側は薬指と小指がフィットする形に溝が入っているので、マウスに手をかぶせるとすんなりと手がマウスを包む形になります。

握ったり持ったりというより、手をかぶせたらマウスに沿って最適な持ち方になるという感じ。不思議な握り心地で、マウスを持っても無駄な力が入らないから、手首の疲れもあまりありません。

マウス表面はマットな仕上がりで、マウスホイールは滑りがいいシリコンゴム。シルバーにシリコンが巻かれている、高級感のあるホイールが特徴です。

手のひらの内側にフィットする形をしたM-XGM10DB、ちょっとクセのある形状ですね。サイズはやや大ぶり、特に横方向は親指や薬指、小指を自然な形で置けるように、広めに作られています。

かなり大きめのサイズですが、手を置くと内側にすっぽりとはまり込むので、実際に使用するときは大きさを感じません。親指をマウスの上に置けるから、動かすときもスムーズでいいですね。

マウス上部はマットな仕上げ、サイドはシボ加工でざらりとした感触です。究極の握り心地を目指したEX-Gの初代だけあって、握り心地は抜群です。

ELECOM M-XGM10DBの同梱品

ELECOM M-XGM10DBには、以下が同梱されています。

  • マウス本体
  • 単3電池1本(ケースに付属)
  • USBレシーバー(ケースに付属)
  • 接続マニュアル
  • 多言語の接続マニュアル

電池が付属しているので、開封後すぐに使用できるのがいいですね。交換電池には通常のアルカリ電池のほかに、マンガン電池、ニッケル水素電池も使用できます。

日本語以外での接続マニュアルが入っているのに驚きました。海外でも使われてるのかな。日本メーカー!って感じの詳細に書かれたマニュアルでした。

ELECOM M-XGM10DBのメリット

エレコム M-XGM10DBのデメリットは、以下の5つです。

  1. 医師監修のデザインで持ちやすく疲れにくい
  2. エルゴノミクスマウスだけどエルゴノミクスしすぎていないデザイン
  3. カスタム可能な5ボタンマウス
  4. クリック音が静かで周りに迷惑がかかりにくい
  5. 電池持ちがおどろくほど長寿命

医師監修のデザインで持ちやすく疲れにくい

EX-Gシリーズは、整形外科医と考えた究極の握り心地のマウスです。M-XGM10DBは、まさにその最初の機種。力を掛けずにスッと持てて、無駄な力の負担がないマウスの握り心地は、ふんわりと手の内側に卵を包むような感じです。

脱力したときの手の形を、そのままマウスにかぶせたらぴったり合うような形状で、自然と吸い付くような使い心地です。

手にあうマウスがなくてマウス難民していたかぶせ持ちの人は、最高のマウス体験ができると言っても過言ではありません。本当にびっくりするくらい、ふわっと持てます。

エルゴノミクスしすぎていないデザイン

M-XGM10DBの魅力は、いかにもエルゴノミクス!という感じの尖ったデザインではなく、あくまでマウスであるところ。

三角錐のようなデザインや大きく傾斜したマウスも多い中、マウスらしさとエルゴノミクスを両立しているので、自然と手に馴染みながら使い慣れた感覚そのままでいられるのがいいところ。

手の内側にふわっと収まるデザインは、握り心地に極振りした感があります。

カスタム可能な5ボタンマウス

M-XGM10DBは親指で操作できる2ボタンを加えた5ボタンマウスです。

エレコムマウスアシスタントを使うことで、すべてのボタンの割り当てを変更できるので、自分だけの使い勝手にあわせて設定できます。

ばぶ

私は2つのボタンに音楽再生ソフトの停止とスキップのショートカットを入れて、仕事中のBGMを楽しんでいます。

クリック音が静かで周りに迷惑がかかりにくい

ELECOM M-XGM10DBは静音マウスです。どれくらいの静音なのか、同社の静音性がないマウスと比較してみましょう。

M-XGM10DB(本記事のマウス)

5ボタンのうち、サイドの2ボタンはかなりはっきりとカチカチ音が聞こえますが、左右と中央は静かですね。もしかしたらサイドボタンは静音ではないのかもしれません。

M-DY11DRSK

M-DY11DRSKは静音性がないマウスです。カチカチと音が鳴るので、図書館などの静かな場所で使うのは、あまり好ましいとは言えないでしょう。

比較すると、 本記事のM-XGM10DBの方が圧倒的に静音性が高いことがわかります。

電池持ちがおどろくほど長寿命

M-XGM10DBの想定電池試用期間は722日、約2年もあります。毎日使っても2年間バッテリー交換なし!さらに後継機のM-XGM30DBSKも23カ月の長寿命。

これは正直驚きですね。一度電池を入れたら、正直壊れるまで使えそうです。

ELECOM M-XGM10DBのデメリット

2,000円前後で究極の握り心地を体験できるM-XGM10DBですが、気になる点が以下の3つあります。

  • 電池の固定が硬くて交換しにくい
  • 市場にある在庫かぎりで今後入手困難だし、後継機は高い
  • かぶせ持ちの人以外は恩恵が薄い

電池の固定が硬くて交換しにくい

なぜそんなにガチガチなのかわかりませんが、電池を挿入すると取り出し困難になります。ものすごく硬いので、爪で引っ張り出すと爪のほうが負けます。

電池を入れるときは、引っ張り出すためのシートをしっかりと引っ張れる位置にセットしてから入れないと、交換時に困ること間違いなし。

一方、M-XGM10DBの後継機であるEX-Gは、充電式のタイプが発売されています。乾電池式の交換がめんどうな人は新型EX-Gの充電式タイプがおすすめです。

旧型のEX-Gは今後入手困難になりそう

M-XGM10DBはお手頃価格でエルゴノミクスマウスを試せる名機ですが、後継機が発売されました。

本記事で紹介しているM-XGM10DBは、すでに生産を終了して市場にある在庫かぎりとなっており、今後入手困難が予想されます。

簡単に壊れるものではないんですが、この握り心地を知ってしまうと次もEX-Gかな…と思わずにはおれないのに、売ってない!という事態になりそうです。

もちろん、紹介したとおり後継機や上位モデルはあるんですが、正直、M-XGM10DBにくらべると高くなってしまいます。その金額を出しても惜しくないくらいの性能ではあるものの、さすがに4,000円を超え始めると躊躇してしまうのも事実。

いいマウスだけに悩ましいです。

つまみ持ちをする人には恩恵が薄い

M-XGM10DBはふわっと手をかぶせて持つのに最適化された形をしています。なので、基本的にはかぶせ持ちの人に適したマウスです。

ぎりぎりつかみ持ちの人も手にあうかなとは思いますが、つまみ持ちの人には重すぎるので向きません。

かぶせ持ちの人以外には、あまり恩恵のあるデザインではないので、万人受けするものではないです。

M-XGM10DBはこんな人におすすめ

M-XGM10DBは手首や肘の痛みを感じていて、エルゴノミクスマウスを探している人や、かぶせ持ちだけど手にあう大きさのマウスが見付からない人におすすめです。

エルゴノミクスマウスがおすすめの人は?

  • マウスを持つ手の手首や肘のあたりに痛みを感じたりだるさがある人
  • 手首や指に怪我をしている人
  • 腱鞘炎を発症して、腕や手首を捻るのが痛い人
  • かぶせ持ちで手にあうマウスがなかなか見付からない人

普通のマウスは持つとき手首を捻っているせいで、腕には無理な力がかかっています。そのせいで、手首や親指の付け根が痛み、腕にだるさを感じたり、全身の不調につながるマウス腱鞘炎になってしまうこともあります。

一方エルゴノミクスマウスは、人間工学を元に作られた形のおかげで、手首を捻らずにマウスを持てるので、手首への負担が軽くなっています。

また、手の形にフィットして持ちやすい形状をしているため、適正なサイズのエルゴノミクスマウスを選ぶことで、自然な形でマウスを掴めます。

ばぶ

赤ちゃんや小さい子どもを抱っこして腱鞘炎になったお母さんも、エルゴノミクスマウスを使っていたよ。
すでに腕を痛めた人も、手首を大事にしたい人も、エルゴノミクスマウスはすごくおすすめ。

M-XGM10DBはS/M/L、後継のM-XGM30DBSKや、上位モデルのM-XGM50MBSKはS/M/L/XLの4サイズ展開なので、手の小さい人から大きい人まで自分にあうサイズのマウスが見付かります。

また、かぶせ持ちの人に適した大ぶりのデザインなので、手を預けて持っても安定感があり、指がデスクに乗っているので手首が動かしにくいということもありません。

適切なマウスを選ぶための手のサイズの測り方

手に合った適切なマウスを選ぶためには、まず自分の手の大きさを知る必要があります。

カナダのオンタリオ労働者労働衛生診療所のデータを元に、手の大きさとマウスの関係を見ていきましょう。

手のサイズマウスの分類マウスの縦サイズ
160mm未満XS113mm未満
160~172.7mmS~113mm
172.8~195.7mmM~122.5mm
195.7~213.5mmL~127.8mm
213.6以上XL127.8mm~

人工知能研究センターの調査によると、日本人の成人男性の中央値は182.9mm、成人女性は169.1mmです。

平均的な大きさで選ぶ場合、男性はM、女性はSのマウスを選べば大体手にあいます。

河内まき子、2012:AIST日本人の手の寸法データ。https://www.airc.aist.go.jp/dhrt/hand/index.html

EX-Gシリーズの違いは?

EX-Gシリーズを比較してみた結果は以下のとおりです。

スクロールできます
旧型EX-G
(M-XGM10DB)
EX-G
(M-XGM30BBSK)
EX-G PRO
(M-XGM50MBSK)
静音性有り有り有り
サイズ展開S/M/LS/M/L/XLS/M/L/XL
接続方式USBレシーバーBluetoothBluetooth
USBレシーバー
ボタン数558
ボタンカスタマイズ有り有り有り
カラーオフホワイト
●ブラック
レッド
●ブラック
ブルー
○ホワイト
●ブラック
重量約56g約91g約110g
電池単3/1本単3/1本充電式
互換性のあるOSWindows®
macOS
ChromeOS™
Linux®
Windows®
macOS
Android
iOS・iPadOS
ChromeOS 
Windows®
macOS
Android
iOS・iPadOS
価格(税込)
※Amazon準拠
2700円~3100円
※カラー・サイズで異なる
4,780円9,780円
2023年10月時点

旧型モデルとなるM-XGM10DBは、すでに公式ECサイトでの販売を終了しています。

Amazonや楽天市場、家電量販店などの在庫限りなので、購入を検討している場合は見掛けたら早めに手に入れるのがおすすめです。

EX-Gシリーズの型式の読み方は?

ところで、エレコムの型式ってロジクールに比べるとちょっとわかりにくいですよね。

EX-Gシリーズは特にサイズや機能の展開が幅広いので、「EX-G欲しい!」と思って検索しても、どれがどれやら…で混乱してしまいます。実際に私も大混乱でした。EX-G Proを検索するとトラックボールのほうが出てくるし…。

ということで、EX-Gを型式でサイズや接続方法を見分けるにはここを見てください。

EX-G Pro:M-XGM50MBSKBK

M:マウスのサイズです。S/M/L/XLのマウスサイズに対応しています。1サイズしかない場合は省略されます。

50:マウスのバージョンです。EX-G ProはEX-Gシリーズの50なので50。

MB:マウスの接続方法です。UBは有線、DBは2.4GHz無線接続(USBレシーバー)、BBはBluetooth、MBは無線・Bluetooth両対応です。

S:静音の場合はSが付いています。SilentなのかSEIONなのかわかりませんが、「S」です。

K:抗菌機能がある場合は、Kが付いています。「KOUKIN」の「K」です。KOUKIN。

BK:マウスの色です。BKはブラック。WH(ホワイト)、BU(ブルー)、RD(レッド)など。

M-XGM10DBを買うならここ!

M-XGM10DBはすでにELECOMの公式ECサイトにはありません。Amazonか楽天市場、もしくは家電量販店での購入になります。

Amazonならなんと1,899円!他にもAmazonで買い物をするなら、ちょっと足しするだけで送料無料の2,000円ですね。

月600円で送料が無料になるだけでなくAmazon Prime Videoも利用できるので、Amazonをよく使うならAmazon Prime会員になるのもひとつの選択です。

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ばぶ

とにかくびっくりするぐらい気持ち良く握れるのがM-XGM10DB!!
エルゴノミクスマウス未体験なら、是非最初のマウスはこれにしましょう!

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この記事を書いた人

ばぶのアバター ばぶ ゆるミニマリスト

マイペースでADHDなライター。FF14とおたよりさんと、朽ちかけた廃墟が大好き。ゆるくミニマルな暮らしを目指している元汚部屋職人。

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