今回のテーマは「粉」である。
ここまでコツコツと掃除を続けた我々の前に立ち塞がったのは、謎の粉だ。
ぐだぐだと説明をするより、見た方が早いだろう。
机の下の深淵を片付けた私は、一人では太刀打ちできそうにないゴミの山を前に、ついにゴミ処理業者を召喚したのだ…。
自力でコツコツ捨てようという意識は捨てるべき
なにしろ、部屋中から集めたゴミの量がこの有様である。
これは氷山の一角、反対側もこう。
自力でなんとかできないとは言わないが、やりたくない量だ。
毎週ゴミの日にコツコツ出せばイイと思うだろうが、日頃からそんなことができていたら、そもそも汚部屋になってない。
弟が入居した10年前からあるぼろっぼろのアクリル製の絨毯も捨てたい。
もうこれは自力を諦め、彼らを召喚するしかない。そう…
不用品回収業者を。
自分でできるはず、自分でやろう。殊勝な考えだ。
だがしかし、ADHDに限っては、そんなことを考えてたら掃除が永遠に終わらない。(ばぶ調べ)
ということでさっそく、業者選びだ。
といっても、Webライターが本業のばぶは、そのへんの比較サイトなど使わない。なぜなら、かつて私も「不用品回収 比較」などの施策キーワードで記事を作ったことがあるからだ。
Webライター業、この辺に厳しくなりがち。
調べて気付いたのだが、よくある「軽トラ積み放題○万円」には2パターンある。「作業員の作業代やゴミの処分費」は別途と、「全部コミコミで完全にパック」だ。
ここは見積もりを貰ってよくよくチェックしたほうがいい。
などと言いつつ、今回は時間がなかったので相見積もりをすっ飛ばして、「今すぐ来てゴミを回収して欲しい」という突然の無茶振りにも快く応じてくれた「ゴミ屋敷バスター七福神」のお世話になった。
不用品回収業者召喚!!10年分のゴミの処分料は?
見積を依頼したところ、すぐに来てくれた。
約10年分、前の家から持ち込まれた諸々を今こそ根こそぎ排除だ!!おいくらですか!!
有機物系はないですが、玄関の靴箱やドア、デスクのパーツなど、かさばるものがとにかく多いので、軽トラでは無理ですね。
1.5トントラックと作業員2名、処理費用を含めて10万円です。
10万………即答できる金額じゃない。だがしかし、ここで出し惜しみすればこのゴミたちは撤去できない…。
いいぞ、持って行け!!!このゴミの山とともに10人の諭吉を!!代わりにプリンターとか、あとこれとかそれとか、そのディスプレイもいいですか…。
ということで、撤去してもらったもののリストはこちら。
- ばらした弟のPCデスク
- 壊れて撤去した洗面所のドア
- 玄関を埋め尽くしていた巨大靴箱
- ダンボールその他大量のゴミ
- その他、解体した家具類多数
- 壊れたディスプレイ2台とプリンター2台
- 6畳のカーペット
回収作業で90Lのゴミ袋をガンガン消費しながら片付けていくお兄さんの雄姿がこちら。
まだ有機物系のゴミがないんで全然快適ですよ!虫いないしクーラー効いてるし!
日頃どんだけ過酷な現場で戦ってるんだ…。冷やしたポカリあるから飲んでってね…。
さて、上にあった物をどけて、ついに本丸だ。
私が入居する前、弟が先に住み始めたときから何年敷かれているのかわからない、安っぽいポリエステルのカーペット。
この、ぼろ布みたいなやつ。
こいつを剥がして捨てるのだ!いざ!!……って業者のお兄さんに剥ぎ取ってもらったんですよ。
!??!?!??!!!
これは、なに…?え、なに、なにこれ…粉…?
違う。どう見ても砂。感触も質感も砂。
待って、ここは窓から一部屋挟んでるリビングダイニングキッチン。そもそも砂が入る要素はない。それに我が家は一般の日本のご家庭と同じく土足厳禁。
でもどう見ても砂。床一面の砂。ちょっとしたお砂場遊びができそうな量の砂。
業者のお兄さんもこういう事例は見たことがないと首を捻るので、多分レアケース…。
これだけの砂が、一体どうやって部屋に入り込んだのか、未だにわかっていない。
考えられるとしたら、換気のために開けた窓から少しずつ少しずつ、向かいにあった幼稚園・図書館・児童館の複合施設から飛んできた砂がたまった…?
とりあえず、容赦なく掃除機で砂を吸って撤去したあと、謎の鼻炎が完全に治ったことだけは明記しておくね…。
ということでご覧ください。ビフォー…
アフター!
こっちも、ビフォー!
アフター!!
やっと人類の生存圏て感じになってきたよね…。
今回、不用品の回収を急いでいたので「今日、今すぐ来て回収してくれる」を最優先にしてしまった。
もちろん仕事の出来に不満はない。玄関を塞いでた巨大な靴箱とか、動かすと砂が飛び散るカーペットを回収してもらえただけで御の字だ。
しかし、時間に余裕があるときは、きちんと以下の5つのポイントを押さえて業者選びをしよう。
- 一般廃棄物処理運搬業の許可がある
- 見積もりの請求金額の内訳がわかりやすい
- 破損保証などがしっかりと明記されている
- 見積もり時に煽らない
- 営業拠点がしっかりと明記され、実在している
特に一般廃棄物処理運搬業の許可番号はしっかりチェックが必要だ。これがないと一般家庭からゴミを回収して処分できない。つまり、不法投棄されてしまう可能性がある。
というわけで、「今すぐ来て片付けてくれ!!」という無茶苦茶をした割に、七福神はかなりいいサービスしてくれました。
ハウスクリーニングのプランもあるから、掃除も、掃除もついでに頼む…という人にもおすすめだよ。
次回:汚部屋はリバウンドする…!!!!