「この忙しさが一段落ついたら○○するんだ…」ってフラグ立てながら、結局わんこそばみたいにタスクが増えて、なーんにもできてないフレンズのみーんなー!
わかる。私もおたよりさんがマネージャーになってくれるまで「この忙しさが落ち着いたら、病院行こう…」って思いながら結局行けなかった。
割とヤバい数値になって「なんでもっと早く来なかったんですか!」って怒られた。
なにをやるにも、常に予定はいっぱいいっぱい。目の前にある締め切りを、ひたすら必死になって倒すしかない。
でもアタシ、立ち止まれない…。
だって手を止めたら収入も止まるのがフリーランス…!!!
とか言ってたけど、無理。あまりの忙しさに、遊ぶ時間なんかわずかも取れなくなり、おたよりさんに泣きついた。
そんなばぶへ、おたよりさんからの最初のアドバイスがこちら。
いいから手を止めて、一旦全力でサボれ
……は???いや、忙しいんだよ、止まったら間に合わないやん!!!
って思いましたよね、当時はね。
だがしかし。
当時と仕事量が変わらないどころか増えているのに、今、自分で焙煎したコーヒーを啜りながら大福を食いつつ、このブログを書いている。
めっちゃ寝てるし、めっちゃ好きな飯食って、散歩もして、風呂も優雅に入っている。
サボったら逆に時間ができたんだよ!!! ナ、ナンダッテエー!!!>ΩΩΩ
忙殺されている時、多くの場合、視野狭窄に陥っている
大量のタスクが目の前に山積みになったとき、思わず現実逃避のデスク掃除をしたあと、諦めの境地に至り、あとは一心不乱に仕事をする人が多いだろう。(ばぶ調べ)
忙しさに潰されている時、多くの人が目の前のタスクしか見えていない。
目の前にあるタスクを「今すぐ対処するべき重要度なのか」「後でいいならいつ頃着手すればいいのか」「締め切りに対して余裕のあるタイミングで着手するならいつなのか」吟味する余裕もなく、積まれた順に倒し続けている。
そりゃ無限に終わらない。
しかも、置かれた順に切り崩していると、横から「すぐやって欲しい割り込みタスク」が飛び込む事がある。さらに「時間が掛かるが締め切りまで余裕がない」案件、「同じ日に提出を控えている」案件がブッキングすることも珍しくない。
そうなると、待っているのは徹夜。睡眠を犠牲にして、締め切り当日の提出に捻り込む。
そして疲れ果てて眠気に纏わり付かれながら、締め切りが近い次のタスクに手を伸ばすのだ。
人間はマグロやサメじゃないんぞ???
泳ぐのやめたら死ぬわけじゃねえんだ、いいから止まれ!!
という状況をリセットする唯一の方法が、おたよりさんの言う「手を止めて、一旦全力でサボる」だ。
休まず仕事をする人間は、故障しながら走る車と同じ
「手を止めて休んだら、仕事が終わらない!!」と思うだろう。
うん、終わらない。終わらないので、まずは、新しい仕事の受注を一度やめて、残っている仕事をとりあえず片付けよう。
どんなクライアントでも「ちょっと○日から1週間ほど家の事情で時間が…」と言って「だめ、うちの仕事し続けろ」ということはない。
「それで仕事切られちゃったら次がない!」と思うだろうが、その程度で切られる仕事ならそれまでだ。
大体、相当特殊で属人化してる案件でない限り、客にとっても、自分にとっても、代わりはいくらでもいる。
もう一回言うね。超属人化してて、自分の名前で読者が来るレベルの、代打がいないような案件以外、お前の代わりはいくらでもいるし、客の代わりもいくらでもいる。
だけど、自分自身の代わりはいねえんだ。
とはいえ。
よし、今ある仕事、一回全部やめよっか。
って言われたときは、さすがの私も正直ビビった。
でも、一度、いろいろと抱え込んでいた案件を手放し、どう足掻いても終了できない案件はスケジュールをちょちょっと調整して、強引に休みを作った。
心身共に休みなく働き続けている状態は、故障寸前でかろうじて走ってるけど、黒煙撒き散らしてる車のようなモノだ。
いつ何時、エンストしたり事故ったりするかわからない。
動いているうちにメンテナンスするためにも、一度、止めるのだ。
一回、身体とメンタルの回復期間を取った
ずっと走り続けて疲弊しきっていると、疲労している状態に慣れてしまっている。
決して「実力が付いて仕事が楽になった」んじゃなくて、「疲れ切ってる状態をデフォ値にして慣れてきた」だけ。
だって、実力が付いて仕事が楽になってたら、わんこそばで仕事が終わらねえ!!!ってコトにはなってないんだよ。
本来発揮できるスペックが100なら、大体、40~50、ひどいと30ぐらいが常態化してることも珍しくない。
寝不足と疲労を溜め込み、リフレッシュされない脳みそのパフォーマンスなんてそんなもんだ。
おたよりさんに休めと言われたとき、私も正直、半信半疑だった。だって仕事はできてるし、まあ疲れてるけど…って。
でも。
思いっきり寝て、好きな物を食べて、なにもしない日を2日ぐらい過ごすと、びっくりするぐらい気力が湧いてくるぞー。
って言うんですよ。
だからもう、なんもかんも投げ出して、日帰り温泉行ってサウナで整って、好きな飯屋行ってカロリー気にせず肉を貪って、漫画読んでごろごろして、寝た。
超!!!怠惰!!!!!!!!
常に締め切りが頭のどこかにあり続けた状態では、一度もできなかったこの過ごし方。
なんの締め切りも気にせず寝ていい休みの日。
そんなガチ休日を2日過ごしたら、おたよりさんが言うとおり、信じられないほど気力が復活したんだよ…。
気力と共に、自信と、謎の自己肯定感もな。
重要なタスクと期日だけ残してほかのタスクを捨てた
体力と気力がみなぎったところで、タスクの山に突撃すれば元の木阿弥だ。
だがしかし、タスクの山を整理するのは一苦労。あれこれ並べ直して、スケジュールを管理して…。
ヤバい、仕事減らしたのにめっちゃタスクある。やっぱりサボりながらタスク減らすとか無理だったんや…。
重要なタスクの締め切りだけわかってればいい。
あ、はい…
ということで、すべてのタスクの中で、初稿納品の締め切りだけ整理した。
今までよりも、スケジュールはスカスカしていた。
さらに以前と違うポイントがある。締め切りまでのどこで着手するか、だ。
受注した順番に対応していたら、やっぱり元の木阿弥だ。かといって、どのタイミングでやるかは悩ましい。
またしても悩むばぶに、おたよりさんが与えたアドバイスがこちら。
着手日は「これくらいで書けそう」と思った日数の倍で設定するんだよ。
「これくらいで書ける!」って自分に対する期待を捨てるんだ。
>>自分に対する期待を捨てる<<
そう、正しいサボり方の極意は、これだったのだ。
「自分にならできる」と思って無意識に期待している。その結果が、「できると思ってたのに間に合わなくて、休める時間がなくなっていく」現象だ。
そこで、あらかじめ2倍のスケジュールを引いておく。早く終われば休みが増える。最悪、だるだるやっても納期には間に合う。
そんなわけで、私は今、大福を食べ終わっておはぎに手を付けた。
余裕ができると、仕事は自然と効率化される
心身共に余裕を持って仕事をしていると、詰め込んで働き詰めの時よりも、仕事が早く終わるようになった。
疲労に慣れてパフォーマンスが低下していた状態から回復し、本来のパフォーマンスが出せるようになったから、当然といえば当然だ。
今までの2倍の長さで設定したスケジュールのおかげで、たっぷり休んで遊んでリフレッシュもできる。
これで安心して一緒に遊べるぞー。
そもそも、一緒に遊ぶ時間がないって泣きついてきたのが始まりだしね!
FF14楽しいでぶう!!!
いや、まさか自分が毎日8時間寝て、三食自炊して、夜な夜なゲームにログインして遊べる日が来るとは思わなかったよ…。
先週は温泉行っちゃったぜ…。
とまあ、舐めプした結果の収入はというと。
実は、仕事量を整理した分だけ一度下がったものの、徐々に戻って、今は以前より収入が増えている。おそらく、記事の評価が上がったせい。
あと、以前より仕事量も増えてるけど、タスクのパンクはなくなった。
疲れたらよく寝て、起きて、すっきりした頭で続きに手を付けるので、自然と効率化が進む。
効率的に仕事が終わるから、仕事量が増えても、逆に時間の余裕ができている。
余裕があると自分の仕事が俯瞰できる。そうすると、自分の弱みが見えてくる。逆に、自分の強み、武器もわかってくる。
新しい習慣を身につけたり、勉強したり、趣味を楽しむことで、脳みそは活性化し、さらに仕事の効率がよくなるというわけだ。
サボり方を知る者が、仕事と自分の寿命を延ばす
日本人生真面目だから、ついつい真面目に「やる気を出すぞ!」「がんばるぞ!!」ってなりがち。
でも、おたよりさんもこの記事で言ってるけど、やる気出して書こうが、だるだる書こうが、客にとってはどうでもいい話。
締め切りの日にしっかりと予定通り依頼した内容の原稿が提出されていれば、それでいいのだ。
目を釣り上げて締め切りをミチミチに詰め込むより、最初からゆったりとサボれる時間を取り、途中でリフレッシュしたり勉強したり、休息を取りながらの方が、正直、仕事の質は上がる。私はそう。
多分、これをここまで読んだ貴方もそう。
仕事の質が上がれば、案件やクライアントの寿命も延びやすい。そしてよく寝てよく運動してよく食べれば、自分の寿命も延びやすい。
というわけで、明日の締め切りに滑り込めそうなので、大福とおはぎの分を消化するべくジョギングに行ってくる。
そのあとゆったり風呂に入る。そして多分、風呂の中で煮詰まってたアイディアが出るから、のんびり仕事に戻るのだ。
最後に推し入浴剤紹介しておくので、ゆっくりリラックスしてくれ。