どうも、ばぶです。いきなりですが、5月の末に東京都文京区から、茨城県土浦市に引っ越しました。
住み心地ランキングや住みたい街ランキングで常に一桁台の超人気エリアな文京区から、県自らネタにして触っていく「都道府県魅力度ランキング」7年連続最下位だった茨城県への引っ越し。
こういう芸人スタイル、好きだよ。
本来は逆じゃない?とか、都落ちwwwって言われますが。しかし。7割ぐらいは満足です。
わざわざ茨城を選んで引っ越した理由はいろいろなんですが、一番大きいのは、執筆環境。
東京では得られぬ「私のお城」を得るために、土浦に移住してかれこれ3カ月。
ライターやるなら田舎暮らしいいぞお~~。
結論から言うと、引き籠もり気味Webライターのばぶにとっては、日本全国どこにいても生活は大して変わらねえ。
1)食費・住宅費など基本的な生活費が超圧縮できる
家賃、食費はびっくりするぐらい安くなります。マジで。
今暮らしている部屋は50平米、3DK、駐車場込みでお家賃4万6000円。
わおびっくり。「でも、駅から遠いんでしょう?」…徒歩15分かなあ。
とはいえ、基本は自動車または自転車移動が田舎スタイル。歩道を徒歩でうろうろするのは、元気溢れる高校生ぐらいです。
自転車なら5分程度、駅前は自転車置き場も駐車場も充実してるから無問題。
茨城県は関東屈指の農産地、野菜がとにかく美味いし安い。食費もびっくりするぐらい圧縮されます。
特に一人暮らしのライターは、生活費に対する食費の比率が高くなりがち。そんなとき、生協の美味くて量があって安い弁当は最強の味方です。
案件によって収入に波ができがちなライターにとって、基本的な生活費をぐっと圧縮できるのは、正直かなりのメリット。
2)意外にも東京まで電車で片道40分
茨城県って首都圏からはずされがちな北関東なんですが、県南は意外と東京に近い。取手、柏あたりだと、常磐線使えば日常的な通勤圏内だしね。
では、土浦は?というと、特急ひたちか特急ときわで上野まで40分。
意外と近くね?正直、SESに勤めてた頃、御茶ノ水から桜木町まで毎日片道1時間かけて通勤してた身としては、40分くらいチョロいですね。
特急だから優雅に座って座席倒して、充電しながら仕事しつつ移動できるし。
難を言うなら、ときわは1時間に1本、ひたちは朝晩しか停まらないから、電車がやや不便てところです。
2022年のダイヤ改正で特快が廃止されたんで、基本東京までは特急使う事になります。
とはいえ、事前に東京に出る予定がわかっていれば気にならない程度です。東京や近郊でインタビューがあっても対応可能。無問題。
3)大概のジャンルの店があるし、24時間営業の店舗も意外と多い、あとインドカレー屋も多い
田舎って店閉まるの早いんでしょう?とか思ってましたが、普通に24時間営業の薬局やファミレス、ファストフード、めっちゃあります。
スーパー、生協、ドンキ、ケーズデンキ、ウェルシア薬局などなど、大概のものがあります。ついでに東京にはないような、馬鹿でかいホムセンもあります。
しゃれたカフェ、いい感じにバエそうなレストラン、温泉施設、その他もろもろなんでも揃ってます。
ただし全部車移動の距離にな。
2~3km離れてるのはデフォ。東京なら地下鉄+徒歩の距離が、広々と点在してるだけです。
とはいえ、移動にかかる時間は、実は田舎の方が短かったりします。なにしろ車なんでね。3~4kmなら5~6分で着くんで、離れてても気にならないんですよ、結局。
全国展開してない系ショップ以外は、基本的になんでも揃います。車でならな。
あとなんでか知らないけど、インドカレー屋めっちゃある。
4)幹線道路沿いをはずせばめっちゃ静か
車社会なんで、大きい道路沿いは常にうるさいです。「便利そう~」で太い国道沿いのマンション借りると24時間相当にうるさくて地獄。
逆に幹線道路沿いをはずした住宅地はめちゃくちゃ静かです。駅から徒歩15分~20分ぐらい、もしくは車で10分くらいの位置に、いわゆる戸建ての団地が広がってますが、その辺はもうめっちゃ静か。
私が暮らしているエリアも、40年ぐらい前に住宅地として整備されたエリアなんですが、くっそ静かです。
東京にいた頃は二重サッシにしてても常に外の音が何かしら入ってきてましたが、今の部屋ではほぼほぼ外音に悩まされることはないです。
静かすぎて、深夜に1キロ以上離れた線路を貨物列車が走る音が聞こえるレベル。
こんな静かでいいのかい?って不安になるくらいですが、仕事に集中したい私としては、この静けさを求めて移住してきたのでばっちOKです。
オンラインインタビュー中に、外音が入っちゃったりもしない。集中したいときに静かに仕事できる。
5)人付き合いのわずらわしさがない
田舎って人付き合い濃厚なんでしょ?と思うかもしれないが、ほぼ人付き合いなしでOK。したい人は濃厚にすればいい。
商工会議所には青年部会や婦人部会があるし、地元の町内会も濃厚なんで、参加したい人は田舎ならではの人付き合いが楽しめます。
私は人付き合い苦手だからほっといて欲しいので周りと関わりを持ってないけど、それはそれでほっといて貰えるので平和。
あと知り合いからいきなり「今からお茶しよ」とか「飯食いに行こうぜ」とか誘われても「ごめーん、特急で40分かかるから無理~」って言えるので、外食費が減りました。
6)観光地多いから気晴らししやすい
東京から見れば確かにド田舎だけど、代わりになんだかんだで観光地は結構あります。
温泉、露天風呂もめっちゃあります。
「あーもー無理、なんか自然に癒やされてえ…」と思えば、1時間ぐらいドライブすると大体山の中か海まで行けるんで、好きなだけ自然を満喫できます。
温泉施設も結構あるし、ひたち海浜公園といえばネモフィラの丘よ。
海まで行かなくても、霞ヶ浦の周辺は広い水場を眺める場所あるし。山の方なら筑波山があるから、そば美味いです。
7)東京都心部とか特定の地域から移住すると移住支援金が貰える
人口過密地帯からの移住だと、単身者で60万円、家族で100万円もらえます。うわお。
引っ越しって結構お金掛かるから、引っ越し業者への支払いや新しい家のための内装とかも考えると、支援金はありがたいよね。
ただし。
茨城県の予算は貧弱なので、5~6月に転入した人は予算切れになり次第、翌年の枠に放り込まれます。
ソースは私。5月の末に転入して「3カ月後に申請してね!!」と言われたんだけど、7月の終わり頃、電話で「すみません、県の予算が尽きたので来年度、4月に即申請してください…」ってしょんぼり電話がかかってきました。
ええんやで、県民税頑張って払うから、そこから予算出してな…。
デメリット:自動車より必要なのは高度の虫耐性
さーて、ここからはデメリットの話。田舎なんで、虫めっちゃ出ます。ウソだろ?ってくらい虫がいる。
「東京だって虫はいるしwww」とか思ってると絶望するレベルで虫がいる。世界って、こんなに命に溢れていたんだね!!って思いたいけど虫は勘弁。
どれくらいいるかというと、3日車に乗らなかったら、タイヤと車体の間にクモが立派な巣作りをして、めっちゃ虫がかかってるくらいいる。
どこから浸入したのか知らんけど、いつの間にか部屋の中に、よく知らん虫がいつもいる。
虫耐性低めの人は、移住して3日で泣きながら元のお家に帰ることになると思います。
大概の薬局で大量の虫対策グッズが買えるので、お好きなグッズで対策しましょう。
デメリット:都市ガス来てない物件は光熱費が上がる、水道料金も大体2倍
ド田舎なので、都市ガスが来てない地域があります。普通にあります。マンションなら大概都市ガスだけど、アパートは五分五分。戸建ても五分五分。
プロパンだとガス代は1.5倍~2倍以上になるので、せっかく家賃が安くなっても光熱費がクソ高になる可能性は否めない。
さらにインフラ系はさほど強くないので、水道料金がクソ高です。インフラを頭割りする人数が少ないので、これはもう、田舎の宿命ですね。
冬場は東京よりも北側にある北関東なんで、気温大分下がります。エアコンに加えて石油ストーブを導入しないと全然足りないが???ぐらい地味に冷えるので、灯油代も加算されるのを前提に水道光熱費は増えると考えた方がいいです。
デメリット:移動手段は自動車と自転車、よって維持費がかかる
当たり前なんですが、東京にいた頃の交通費がダイレクトにガソリン代+車の維持費に変換されます。
自転車だけで良くない?と思うかもしれませんが、自転車で移動できる距離なんてたかがしれてる。東京で言えば徒歩5分圏内レベル。ご町内からすら出られない。
東京における徒歩=自転車。
東京における電車移動=車。
車なくして生きていけない車社会なんで、車の維持費はがっつり出ていきます。
やや引き籠もり気味の私で、ガソリン代は毎月4000円ほど。カーリース料金が1万7000円。洗車や消耗品も乗っかってくるから、毎月2万5千円くらいは車の維持費がかかります。
もう車持ってるし~って人はいいけど、東京の都心から引っ越す独身の大多数は車持ってないんじゃない?東京に暮らすならいらないしね…。
おすすめは軽バン。びっくりするぐらいそこら中にエブリィが走ってます。エブリィいい車だよな、うちはムーヴちゃんだけど。
総合的に見て、都心を離れて田舎に移動するのはあり寄りのあり
Webライターって仕事柄、基本は家で仕事してます。仕事相手と直接会う機会って、滅多ないんじゃないでしょうか。私は依頼主の顔を最後まで知らんパターン珍しくないです。
なので、家の中やちょっとした行動圏内が不便でなければ、無理に家賃や生活費が高い都心にしがみ付く理由がないんですよね。
そしてフリーランスなんで、いつ何時、仕事が途切れるかもわかりません。
そういうとき、東京だと家賃や食費などの生活にかかる基本的な費用を圧縮するのはなかなか大変。
ついでに、自宅で仕事をしているときに「私生活」と「仕事場」を分けたい…でも家賃が…って気持ち、持ってる人いると思う。田舎なら50平米に一人暮らしも余裕ですわ。
というわけで、「一人暮らしで、オフラインで人と会う機会が限られているフリーランス」が田舎暮らしに切り替えるのは、めっちゃありありのありです。