おたよりさんと出会ったばぶ。
衝撃の出会いをはたした我々は、おそるおそるFF14で交流を持ち始めた。

どう見ても雪だるまです本当にありがとうございました。そんな二人は、なぜライターユニットを組むに至ったのか。
おたよりさんの第一話にあるとおり、私ばぶとおたよりさんには共通の趣味「FINAL FANTASY XIV」がある。
ゲーム内で衝撃的な出会いを果たした我々。

お、おたよりさん…?ですか…?
はい、おたよりです。
なんかヤバい見た目の人が来た…と思ったけど、なんだかんだで意気投合。
とはいえ、そのゲームの中ですらプレイスタイルが違いすぎて掠りすらしなかった二人だが、わずかに掠るポイントがあった。
「釣り」と「宝の地図」だ。あるんだよ、そういうコンテンツが。
そんなわけで、我々はヌシを釣りに走り回り、宝の地図を掘りまくった。

ところが厄介なことに、このヌシってやつはゲーム内の天気と時間で釣れる時間が決まっている。つまり、ゆったり時間が取れないと、釣れる時間まで待てないのだ。
しかも、その時間になったからといって必ず釣れるとは限らない。運ゲーである。二人でゲーム内の神社にお参りしたりしながら、我々はヌシ釣りを楽しんだ。

だがしかし。
その当時、私はスケジュールに忙殺されていた。睡眠時間はいつも3時間なんて人生だった。
そこでおたよりさんの手を借りて、ミッション「タスク整理」が始まったのだ。

タスク整理して人間らしい生活になったし、これで遊べるね。
まあしばらくはタスクの様子を見てあげよう。
ありがとうおたよりさん!!ところで聞いてくれ、忙しいからって外注したら、どえらいことになって…。
そう、超多忙でタスクがぐちゃぐちゃになったタイミングで、案件が玉突きの多重事故を起こしていた。
タスク整理の過程で、それをなんとかするべく外注したら、どえらい物が納品されてしまったのだ…。
ばぶが外注した案件には、とてつもなく細かいレギュレーションがたくさんあった。そのせいで一番工数を食うので、ほかの工数が少ない案件を複数本終わらせるため、この一本だけ外注に出した。
正直、小冊子ができるほどレギュレーションが多い。だから、すべてを遵守して貰えなくてもまったく構わないが、4割ぐらいは頼むぜ…!と思っていたのだ。
だ・け・ど💕
締め切り当日に納品されたものは、全文で書式が崩れ、掲載メディアのトンマナを完全に無視し、あらゆるレギュレーションを完全に逸脱したものだった…。
これはひとえに、ばぶに外注する能力がなさ過ぎるせいなのだが、納期は迫っている。そして他の案件の納期も迫っている…!!!!
いっそ書き直したいが時間はないから、これをどうにかするしかねえ!!!
かくかくしかじか…これを編集して提出しなきゃいけないんだ…。
私、本読まないし文章書かないし、編集の経験もないんだけど…。せいぜい、仕事のメールぐらいだよ?
読める日本語になってればいいからあああああ!!!
泣きつくばぶにほだされたおたよりさん。ありがとうおたよりさん。
こうしておたよりさんは、スプレッドシートをスクロールしても果てしなく続くレギュレーションのリストと戦いながら、ばぶ専用編集・校閲に強制ジョブチェンジされたのだった。
藁にも縋る思いでおたよりさんに編集を依頼した結果は、語るまでもない。大当たりだった。
おたよりさんの編集は、文章を整え、接続をよくし、意味をまとめて読みやすくするだけではなかった。
普段は音に関係する仕事をしているおたよりさんには、固有スキルがあったのだ。
おたよりさんの手を通すと、文章は途端に「音にして読みやすく」なる。音のリズム、母音のつながりが、リズミカルでスムーズになるのだ。これは字面がきれいになるだけではわからない、音声や動画の世界とつながる発見だった。
外注ガチャ爆死した私は、単引きでSSRを引き当ててしまった。
もうダメおたよりさん大好き。一生推せる。
ばぶは心からそう思い、今日まで続くおたより推しになったのだった。
そんなこんなで、校閲と編集とスケジュール管理をおたよりさんに頼り始めたばぶ。あることが判明してしまった。
ばぶちゃんさ。
書くこと以外は全部苦手だよね。
あ、はい!生活無能者です!!客に連絡するのも、営業するのも、経理も、スケジュール管理も全部ダメ!!
ついでに言うと、レギュレーションに沿って細かい修正をしたり注釈入れたり、コメントに返信するのも超苦手!
苦手だけど気力を絞り出してやってるから、めちゃくちゃ時間が掛かるんだよね…。
唯一好きなのは、アクセス解析のデータを見て分析することくらい。
おっけー、ばぶちゃんの仕事のスケジュールが上手く回ってるのに、なんでフリーになる時間が足りないのかわかった。
ツールを効率化しよう。ばぶちゃんには普通の人向けのやつはダメだ。ばぶちゃんがとりあえず書くのに専念できる状態にしよう。
かくしておたよりさんによる、おたばぶの仕事ツール改革がはじまった。
つづく。