応募したら「テストライティングは0円です」なんて言われたことありません?
「そんなものなのかなあ、テストだもんなあ」…なんて納得してません?
その案件地雷です。
クラウドソーシングにはいろんな案件があるけど、初心者心理につけ込んだ地雷案件もいっぱいあるんだよ。
テストライティング0円は典型的な地雷案件。
私も昔いっぱい引っかかったなあ。
これだけはどんな募集媒体であっても絶対に応募するな!!やめとけ!!って地雷案件のコレクションなら任せとけ。
やなもんコレクションしてるね…
ばぶはライター歴11年、書籍の執筆からクラウドソーシング、企業との直契約までさまざまな案件をこなしてきた経験上、数多の地雷案件を見てきました。
ライター募集の案件はクラウドソーシング、SNS、企業のWebサイト、エージェント、Wantedlyなどなど、いろいろな場所にあります。
募集内容もさまざま、求められるライターのレベルもさまざま。
しかし、どの媒体にも共通して「これだけは絶対地雷だから応募しちゃダメ!」という案件が3タイプあります。
ばぶの数多ある地雷案件コレクションの中から、初心者Webライターが引っかかりやすく、心が折れる原因にもなる、3つの地雷案件とその理由を解説していきます。
- Webライターを始めたばかりで案件選びが不安
- 応募したテストライティングに返事が貰えない
- 実績がないから手当たり次第に応募しちゃってる
心当たりがある人は、震えながら応募した案件が地雷じゃないことをお祈りしよう。

「テストライティングは0円」はすべて地雷案件

「最初にテストライティングを受けてもらいます。テストで納品いただいた記事には原稿料が発生しません」
こんな募集文、見たことありませんか?この手の案件は全部「超地雷案件」です。
飲食店で「食事する前に味が知りたいから、1食分全部タダで食べさせて」なんて言う人、「なに言ってんだこいつ…?」って思うじゃん?
普通に考えたら「お金は払わないけど、全部試させて」なんておかしな話だよね。
0円のテストライティングも同じことです。
テストライティングが0円の案件は、多くが「未経験・初心者歓迎」の案件です。
これは初心者ライターの
という状況や心理につけ込んでいます。
しかし、人の時間を使い、成果物を受け取っておきながら、対価が0円というのはおかしい話です。フリーランスをタダ働きさせるクライアントの仕事が、まともなわけありません。
実際の話、テストなんてしてません。0円で納品した記事を勝手に使われるだけです。
納品したけどなしのつぶて。検索したら納品物が勝手に掲載されていた!なんて経験、ばぶもしたことがあります。
仮にテストを通っても、待っているのは1文字1円を割るような激安案件です。
この手の案件は、応募ダメ、絶対。
きちんとしたクライアントは、テストライティングにも原稿料を設定しているよ!ここがいいクライアントを見分けるポイントだね。
0円じゃなくても、正規価格の半額以下だったり、4~5本テストするような案件は地雷だよ。
まともなクライアントなら、テストの代わりにポートフォリオとサンプルテキストのURLを提出するように言われることも多いよ。
0円のテストライティングを要求されたら、執筆サンプルとして、書きたいジャンルの原稿をnoteやブログに公開して、そのURLを送るといいよ。
Googleに拾われたやつは転用できないからね!
ベストは「0円なら辞退します」のお返事だけどね!
インセンティブ制案件は基本インセンティブを貰えない

「記事単価500円+インセンティブ」のような案件を見たことはありませんか。
記事は数百円だけど、掲載後のPV(閲覧数)やCVR(コンバージョン率)によってインセンティブが支払われる案件です。
この手の案件は、テストライティング0円案件よりはマシですが、初心者には地雷案件です。
「いい記事を書いてPVやCVRを伸ばせたら、いっぱいインセンティブが貰える!」と思うかもしれません。
しかし、少しSEOを勉強すればわかることですが、自分が担当することになったキーワードが、必ずしもPVやCVRを取りやすいとは限らないのです。
掲載メディアの知名度や、キーワードのインプレッション数、閲覧者の傾向など、上位に掲載され、かつPVを稼ぐには、条件が複雑に絡み合っています。
インセンティブ制ではキーワードの難易度は加味されない。
支払い条件に達してないと、追加の報酬は1円も貰えないよ~!
SNSに数万人のフォロワーがいて、掲載を告知すると閲覧してもらえる人なら、どんなキーワードも安定して数字が出せるかもしれません。
しかし、Webライターを始めたばかりで、SEO知識も文章力も自信がない人が、はたしてインセンティブを安定して受け取れるでしょうか。
まぐれ当たりでバズ記事が出る可能性はありますが、コンスタントにバズるのはほぼ不可能です。
世知辛いけど、これが現実…。
インセンティブ系やるくらいならブログを書こう…。
「安いor無料だけど記名記事で実績になります」は嘘

「原稿料は安価or無料ですが、記名なので実績になります」は嘘です。
ライターにまともな金も払えないような、予算がない弱小貧乏メディアに記名記事が載ったところで、なんの実績にもなりません。
いいですか、もっかい言いますね。
ライターにまともな原稿料出せないような泡沫メディアに掲載された記名記事とか、うんこ拭いたトイレットペーパー以下です。
記名記事が実績として評価されるのは、掲載メディアが高い権威を持っているからです。権威のないメディアに掲載されても、自分のブログと大差ありません。
名前が掲載されていればなんでも実績!ではないんだ。
権威があるメディアに記名記事が掲載されるから、専門家として評価されるんだよ~。
私の経験上、大手企業の案件で過去の実績として提出を求められたのは以下の5つです。
- 案件と同じジャンルでの自著・共著の書籍、雑誌や新聞の掲載記事
- 案件と同じジャンルでの大手メディア掲載記事
- 同じ代理店や編プロでアサインした別案件の実績
- 別ジャンルだが書ける内容のレベルがわかる記名記事
- その他、執筆経験の参考になりそうな記事(無記名可)や職務経歴
数千本の記事を書いてきたけど、安価or無料で実績に繋がった記事は、今まで1本もありません。
「原稿料は安いけど、記名記事だから実績になります!」なんて大嘘です。
無記名でもしっかり仕事をして積み上げる方が実績になるよ!
地雷案件に引っかからないコツは「私はプロ!」と自信を持つこと
地雷案件に引っかかる人の多くが、「自称初心者ライター」で「自分に自信がない・実績がない」人です。
こんな考えは今すぐやめましょう。
- ライターとして未熟だから、単価が安くても仕方がない
- 実績がない人間は、選んで貰う立場だからしょうがない
- 未経験だからテストライティングが0円でも当たり前
- 安い単価だけど、私、まだ素人みたいなものだから
- 趣味の延長線だし、お金貰えるだけでありがたい
厳しい評価を恐れて、先回りして言い訳をするのはNG。地雷案件を発注する人間は、そういう心理につけ込んで搾取してきます。
私も、ライターを始めたばかりの頃に無駄に自分を卑下した時期がありました。
しかし、経験が浅くても、フリーライターとして仕事を得るなら、貴方はライティングのプロフェッショナルです。
知らない人に「やー、しょせん素人の作った物なんで、大したことはないんですけど、安くするんで食べてください!」なんて料理を出されても、普通に嫌じゃん…?
そしてもう一つ。選ぶのはクライアントだけではありません。ライターにもクライアントを選ぶ権利があります。
ライターとクライアントは対等の立場です。選んで貰う立場だからと自分を下げると、地雷案件を踏み抜くし、仕事の単価も上がりません。
地雷案件が避けてくれる!自分のポートフォリオを作ろう!!
地雷案件を避け、良案件を獲得するには、ポートフォリオを作りましょう。
ポートフォリオは「私はこんな実績があり、こんなことが何円でできる人です」と、自分の価値をわかりやすく伝えるものです。
ダメ、実績ない無理!という人や、作り方わからない…という人は、まずはこの4つをnoteなどにまとめてみましょう。
最初はざっくりとしたまとめで構いません。応募するときに添えて提出し、実績が増えるたびに更新していきましょう。
ポートフォリオをまとめると、自分の強みが見えて、応募もしやすくなります。
また、経歴やサンプル記事を添えておけば、クライアントが社内向けの企画書を作りやすくなり、企業からの声掛けの確率も上がります。
ポートフォリオがあると、「こういう人いるんだけど…」って仕事仲間にも紹介しやすくなるよ!
書く内容が思い浮かばない人は、自分が依頼する立場で考えてみよう!
「自分はなにもできない」と思っていても、意外といろいろなスキルがあるよ!
フリーランスとして仕事をするなら、ポートフォリオは貴方のもう一つの顔。地雷案件から自分を守るためにも、ポートフォリオを作っておきましょう!
まともなテストライティングをとにかく乗り切りたい!!という初心者ライターさんはこちら。
