散歩

【駒込】夏こそ六義園で、古き良き日本の夏を楽しむ

東京の六義園といえば、東京都文京区本駒込にある、広大な庭園。
その広さは87,809.41平方米と東京ドーム2つ分。
徳川五代将軍徳川綱吉の側用人だった柳沢吉保が、自身の下屋敷として7年をかけて作り上げた回遊式築山泉水庭園だ。
隅々まで歩くだけで軽く2時間程度はかかる広さの中には、和風の茶屋が設けられている。
花の見頃は桜、ツツジ、紅葉と夏を見事に外しているが、夏の暑いさなか、池を渡る涼しい風を浴びながら、庭を眺めつつ氷を食べるのも実に風流だった。

煉瓦の壁に歴史あり

六義園の周囲には煉瓦塀が巡らされている。
この煉瓦の向こうから緑がさしかける風景がまた一つの絵のようで美しい。
江戸当時柳沢家の屋敷範囲や、明治以降の岩崎家の敷地は今よりももっと広く、現在六義園として囲われている範囲よりももっと東西南北に広がっていたそうだ。
そして広々とした庭園では日露戦争の祝勝会が催されたり、第二次世界大戦中には子供用の科学館などが置かれていた。
その後、第二次世界大戦に国の文化財として整備していく中で、管理のために巡らされたものが現在の煉瓦塀に修復される前の塀だ。

入園料は大人300円、入り口で日傘を借りていこう

小学生と区内在住の中学生までは無料、65歳以上は150円。
年間パスポートや他の庭園とのコラボチケットもある。半券ですぐ近くにある東洋文庫の入館料が割引になるので、世界5大東洋文学図書館として知られる美しい図書館を眺めに行くのもオススメだ。
チケットを購入したら、入り口でうちわを借りよう。

日傘として和傘の貸出もある。
せっかくの日本庭園を遊ぶので、ここは傘も借りていこう。
ちなみに日差しがかなり強烈なので、なにも持たないと直射日光の暑さで耐えきれなくなる。

夏の日差しの中、贅沢な緑を歩く

眩しすぎるほどの日差しが照り返す緑。
手入れされた芝生の美しさと、夏の盛りの緑の濃さ、四方八方から包む蝉しぐれ。
そのすべてが距離感を曖昧にさせてくる。

見上げると重なり合った枝の間から、夏の日差しがこぼれ落ちてくる。
ああ、夏だな……そんな気持ちにさせてくれる影の濃さがたまらない。

砂利道を歩く足音と蝉の声、時々遠くに聞こえる子供の笑い声。
夏の中、都会のなにもかもから隔絶された「静か」さは圧倒的。

歩いたらひと休み、涼みながら氷を食べる贅沢

庭園内に飲食ができる場所は2ヶ所。
季節の花をイメージした和菓子とお茶が楽しめることで有名な吹上茶屋と、休憩所と売店を兼ねたお休み処。
どちらも広々とした池を眺めながら休める。
今回は休憩所で一休み。
この季節と言えば……やっぱりこれ。

味によって500円~650円。
今日はシンプルにいちご氷。

冷たい。そして美味しい。
歩いて渇いた体に染み渡る甘さにほっこりしていると、池を渡った風が。
日陰で蝉しぐれの混じる風を浴びていると、クーラーとは違う優しい涼しさに癒やされる。

売店には他にもメニューが多数。

軽食もあるので、散歩で空いた小腹を満たしたらまたゆっくりと半日かけて園内を散歩するのもいいかもしれない。
少し濃い目のツユが汗をかいた体に優しい冷やしたぬきうどん650円なり。

周辺にはお散歩スポット多数

東洋文庫のほか、小石川植物園や巣鴨地蔵など、少し足を伸ばすだけで楽しめるお散歩スポットが多数。
六義園を楽しんだあと、帰り道に巣鴨の巣鴨地蔵通り商店街を尋ねると、レトロな町並みに溢れる人の活気に包まれる。
JR駒込駅からは7分。ゆるり都心散歩にはイチオシのスポットだ。

店舗名 六義園 推し度 ★★★★
備考

【入園料】一般:300円 65歳以上:150円
【六義園のみ年間パスポート】一般:1,200円 65歳以上:600円(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)
【9庭園共通年間パスポート】一般:4,000円 65歳以上:2,000円
【六義園・旧古河庭園共通入園引換券】大人:400円
【六義園×東洋文庫チケット】大人:1000円 65歳以上:850円

ジャンル 庭園

  • 飲食店
  • 公園
煙草 禁煙 電源 なし
Wi-Fi なし 営業時間 午前9時~午後5時/休:年末・年始 価格帯 入園料300円、中の店は500円~1000円
場所 東京都文京区本駒込6丁目

東京都文京区本駒込6丁目
ABOUT ME
のにの
四十にして惑いまくりスナフキンになりたい系ライター。 食べる、さすらう、読む、撮るが好き。 一箇所にとどまるのが苦手な旅人気質。 実用書から漫画、BLまで読み散らかす、推しに積極的に腐っていくタイプのオタク。FF14、マイクラも好き。 路地裏、廃墟、スチパン、朽ちて緑に飲み込まれていく文明の名残を愛す。 glafitバイクを相棒に夜フラフラ散歩するのが最近の楽しみ。