【おたのーと】仕事のクオリティとやる気は直結しないって話。

こんにちは、おたよりです。
周りのフリーランスの人たちがめちゃくちゃ頑張ってるのを見ると、焦ったり気分がめちゃくちゃめり込むまでへこんだりする。
仕事を始めてみたり、新しいことを始めてみたりするけど、まぁまぁ空回って結局もういいかってあきらめたりとか。
そんな時に救われたのが私のばあちゃんの言葉。
「金をもらうために仕事をする」
いや、めっちゃ当たり前やん…と思うかもしれないのだが、私の仕事の原動力はわりとここからきているのかもなぁと改めて考えてみたりなんかした。
農家だったばあちゃんは、「あーしんどいしんどい、嫌やなぁ」と口にしながらいつも畑に行っていた。
子どもの私は「そんなに嫌やったら仕事せんかったらええやん」とぶつくさ言いながらついて行く。
子どもだけど、今思えば面倒くさいこと言ったなぁと思う。
そしたらばあちゃんは、「やる気なんてなくて良い。金をもらうために仕事をするんや」と。
当時子どもだった私は「やる気がないのに仕事するなんて変やなぁ」と思っていたんだけど、これが大人になってから結構共感できるという話。
やる気がなくても仕事をすれば、お金はもらえる
お金を出す人が欲しいのは「あなたのやる気」じゃなくて、「完成品」だ。
当たり前のことだが、結構忘れがち。
ばあちゃんの立場で言うなら、農家が野菜を手間暇かけて育てたという事実ではなく、「野菜」が欲しいのだ。
つまり、完成品さえできてしまえば、仕事にやる気は関係ないし、嫌だ嫌だといいながら仕事してもいいし、ごろごろ転がりながら手を動かしたって良い。
ダラダラしながら作っても、嫌だ嫌だと言いながら作っても、相手に言わなきゃわからないし、相手は完成品を求めているのだ。
やる気の有無に振り回されると結構しんどい。
やる気スイッチを探すくらいなら、今すぐやる気を窓から投げ捨てろ。
あなたがやるべきはアイデアを出すことで、文章を書くことではない
Webライターは文章を書く仕事だと思っている人がいるかもしれないがそうではない、と私は思っている。
たとえばSEO記事を書くとしても、競合記事と似たような記事を書くだけなら、検索した人は上から順に読むだけだ。あなたの記事にたどりつかないかもしれない。
じゃあもっと目に留まる面白い記事を書くためにはどうしたらいいかと考えたら、それはやっぱりアイデアだ。
アイデアはパソコンの前でうんうん唸っていても出てこない。
大体アイデアが浮かんでくるのは、掃除をしているときとか、料理をしているときとか、散歩をしているときとか、ごろごろしているときとか、仕事と全く関係ないことをしているときに浮かんでくるはずだ。
蒸気機関を生み出したジェームズ・ワットだって休みの日に散歩をしているときにひらめいたというし、詩人の欧陽脩は乗り物の中、布団の中、便所の3つの場所は良い考えが生まれやすいとまで言っている。
私なんてベッドでごろごろしているときに急にアイデアが思いついて、パソコンの前にダッシュで走っていくなんて日常茶飯事である。
とにかくより良いアイデアを生み出すには、やる気がない状況が一番ぴったりなのだ。
やる気はなくていいがプロ意識は持っておけ
やる気がないからと言って、完成品が雑だったら怒られる。
500円出して、腐った野菜を売りつけられたらそりゃ怒るよね。500円も出したのに!って思うし苦情を言ってしまうかもしれない。
そうならないためには、やる気はなくてもいいがプロ意識はきちんと持っておこうということだ。
プロ意識というと意識高い系に聞こえるかもしれないけど、結局のところ完成品だけはきちんと作るというそれにつきる。
逆に完成品はちゃんと作るプロ意識さえあれば、やる気なんていらないのだ。
やる気なんて窓から投げ捨てて、ごろごろしよう。