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Webライターの話

ライター初心者のための、とりあえず上手くいくテストライティングのテクニック

「テストライティングを通過して、割のいい案件獲得したい~~!!!」

わっかる~~。以前、テストライティング0円は地雷って話を書いたけど、テストライティング自体は、お互いにスキルやジャンルのミスマッチが起きないための大切な工程。

1本10万円超えの高単価な案件でも「最初1件はテストで」とか普通にある。

通常のテストライティングは、真剣にお互いのマッチングを確認するためのツール。長期の安定した発注にもつながる、重要な局面だ。

ということで、今回はおたばぶの経験を元に、「真面目なテストライティングを、上手く乗り切るテクニック」について解説していこうと思う。

完全に初心者向け。「最初の案件が欲しい…!!!」レベルの人向けになっている。

なので、経験豊富な諸氏には当たり前すぎて、退屈な内容であることはご了承願いたい。その辺でストレッチかスクワットでもしといてください。

テストライティングの成功は準備と情報収集が8割、2割は相性

実は、テストライティングで大切なのは、早く書くテクニックや文章力、書き方ではない。

執筆を始める前の準備と情報収集で8割が決まる

テストライティングの内容を整理して日程を作り、ターゲットになるキーワードの競合調査を行い、情報を収集するだけで、ほとんど書き終わったと言っても過言ではない。

初心者ライターにありがちな「長文が上手く書けない」問題は、原因の多くが情報不足だ。

締め切りに間に合わせようと慌てて書いても、リサーチや情報が不足していると、ユーザーの心に刺さらない文章ができてしまう。

書くことを急ぐ必要はない。

まずは、競合になるサイトはなにを書いているのかを読み込む時間を持とう。

そして、指定されたキーワードに出てくるサジェストを見て、ユーザーが検索を通じてなにを求めているのか、じっくり考える時間を取ろう。

それから、これはとても大切なことなので、心に刻んで欲しい。

どんなに準備して完成度を高めても、採用されないはされない。

バリバリに稼いでいるベテランライターでもよくある。

いろいろな要因があるので詳細ははぶくが、採用されなかったからといって、貴方が不出来だとは限らない。

反省点を活かしつつ、今回は縁がなかったということで、あまり気にしないことだ。

テストライティングの内容を整理しよう

基本的に、まともなテストライティングは、実際の案件と同じ内容を書くことになる。そのため、渡される企画や構成案、書式は、採用後も同じだと思って間違いない。

つまり自分も、相手の発注に関する姿勢や依頼内容を、詳しく見る機会になる。

ということで、テスト内容を渡された時点で、以下の内容を整理しよう。

  1. 提出までの日数
  2. 執筆する文字数
  3. 渡された企画構成案やキーワード
  4. 執筆ルールやレギュレーション
  5. 掲載先のメディアのトンマナ

もし、レギュレーションやルールを事前に渡されていない場合は、掲載予定のメディアを見て、自分で把握することになる。

基本的に、表記ルールは記者ハンドブックに準拠していれば問題ない。

一応、執筆前に「執筆のレギュレーションや表記ルール、トンマナの指定はありますか?」と質問しておくことも忘れずに。

ばぶ

案件に対する疑問・質問は、必ず執筆前に聞いておこう。

「わからないけど、多分こう…?」「言われてないし、まあいいか…」で独断専行すると、高確率で失敗するよ!

おたより

実際に案件を始めると、質問するシーンはいくつも出てくる。

わからないことを聞かずに進める人はトラブルの原因になるから、「案件の不明点にどう対処するのか」という姿勢を見られていることもあるよ。

テストライティング提出までの日数から、逆算して作業予定を立てる

テスト後も、案件が来るたびにやることになる、スケジュール管理の始まりだ。

テストライティングの提出が5営業日後として仮定していこう。記事執筆に必要なのは、以下の工程だ。

  1. キーワードとターゲットユーザー、競合を調査し、企画に沿って構成案を作る
  2. 企画構成をもとに、エビデンスとなる一次情報や資料を集める
  3. 資料をもとに本文を執筆する
  4. レギュレーションやトンマナ、表記ルールにあわせて推敲する

ざっくりと大きく分けて、4つの工程がある。

おたより

一つの工程を終えるのに必要な時間を計算してみよう。

一人でやって3時間かかるなら3人時、1日かかるなら1人日だよ。

一人で5日かけて書いたら、その案件は5人日の工数を持つ案件になるよ。

ばぶ

自分が抱えている作業量を正確に把握できる「工数」という考え方を、早めに身に着けよう!

今回は一例として、以下のように設定した。

  1. 企画構成:1日
  2. 資料集め:0.5日
  3. 執筆:1日
  4. 寝かせ:1日
  5. 修正・推敲:1日

不慣れを前提にかなりの余裕を持って設定しているが、慣れてくると1案件あたり0.5日+1日で書けるようになる。

書き終わったら、書いた内容を一旦忘れるため、半日は置いてから推敲しよう。書いた直後は頭が興奮しているから、ミスが目につきにくい。

不幸な一致によるコピペ率を下げるにも、一旦寝かせた方がいい。参考にしたページに似てしまったり、運悪く一致率が上がってしまうことはよくある。

企画構成を作るための調査をしよう

この段階は、クライアントによりけりだ。案件によっては、企画構成案が貰えることもある。

一方で、自分が企画構成から作るケースもある。その場合は、与えられたキーワードに対して、調査を行う必要がある。

そのキーワードで上位に表示されているサイトには、どんな内容が掲載され、構成はどうなっているのか。ほかのサイトと比較して、不足している内容はなにか。

こういった情報をしっかり調査しておくことで、ほかのサイトの焼き直しのような記事を作ってしまう事態が避けられる。

また、ユーザーがどんなニーズを持って、どんな検索意図で調べているのか把握しておくと、全体の構成がスムーズになる。

  1. 対象キーワードの上位5サイトをとりあえず全部見ておこう
  2. 「他の人はこちらも質問」も、調べる人が多い項目だから目を通そう
  3. キーワードを元に「自分ならどんな状況で検索するのか」を考えよう

企画作成がない場合でも、競合調査をしておくだけで、執筆が驚くほど楽になる。

エビデンスになる一次情報を集めよう

企画構成案に沿って情報を集めよう。注意したいのは、どこかのサイトに書かれていた情報の孫引きは、エビデンスにはならないということだ。

エビデンスには、基本的に一次情報を使う。一次情報は、論文や、官公庁、各自治体、企業などの、論拠や根拠がはっきりとしたデータを指す。

ファクトやエビデンスの詳細は、過去のブログ記事を見て貰うとして。

簡単に見つかれば苦労はないが、現実には探せどもSEO記事ということはよくある。

そこでおすすめなのが、おたよりさんが以前Twitterで紹介した、国立国会図書館の「リサーチナビ」だ。

このサイトの詳しい使い方は、おたよりさんのツイートとスレッドを見て欲しい。

なにはともあれ、このサイトを使えば、大体の一次情報は手に入る。間違っても「上位サイトに○○って書いてあった」をエビデンスにしないよう、注意しよう。

集めた情報を元に執筆しよう

すでに手元には、競合調査の内容と、一次情報が揃っているはずだ。ここまで来れば、あとはもう書くだけ。

とはいえ、「それが一番大変なんだよ!!」という人も多いだろう。

そこでおすすめな手法が、「箇条書き」だ。

  1. 集めた情報をもとに、見出しごとに書きたい内容を50文字程度で、3~4行で箇条書きにして並べていく
  2. 内容のバランスやキーワードの分布など、全体に問題がないかチェックする
  3. 箇条書き同士をつなぎ、文章として読めるように加筆していく

これで大体の原稿がスムーズに書ける。うんうん唸りながら一行目から書くより、ずっと書きやすい。

情報をしっかり集めてあると、本当に書きやすくなるから、情報収集はしっかりやろう。

箇条書き法をくわしく知りたい人はこっちを読んで欲しい。

レギュレーションやトンマナを確認して、文章を整えよう

テストライティングとはいえ、本番と同じだ。渡されているレギュレーションや、掲載メディアのトンマナを見て、全体を整えよう。

特に注意したいのが表記揺れだ。「子ども」「子供」「お子様」「お子さん」など、同じ記事・同じサイトの中で表記が揺れると、読者は途端に読みにくくなる。

読みにくくなると、離脱されて読了率が下がり、CVRも低迷してしまう

レギュレーションに特に書かれていなくても、表記揺れをしていないかチェックしよう。

固有名詞の誤表記や、商標の使用にも注意だ。一般的な呼び方だと思っていたら登録済みの商標!!なんてよくある。

バンドエイドやサニーレタスなど、普通名称だと思ったら…なんてことは日常茶飯だ。

こういうチェックをするためにおすすめなのが、記者ハンドブックとATOKだ。

記者ハンドブックにはその手のことが大概載っているし、ATOKは打ち込んでると「それ商標やぞ」と教えてくれる。

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寝かせて推敲、コピペチェックをしよう

原稿を書き上げたら、一晩寝かせよう。理由は簡単で、書き上げた状態だと、頭が興奮しているからだ。何度も読みながら書いているせいで、違和感もわかりにくくなっている。

そこで、一度頭をリセットしてから推敲をしよう。意外と直したくなるところが多いものだ。

それから、コピペチェックも必ずしよう。自分ではコピーしたつもりがなくても、ほかのサイトと被ってしまうことがある。

いろいろなコピペチェックツールがあるが、おすすめは「CopyContentDetector」。わかりやすくて使いやすい。

ほかのコピペチェックツールも気になる場合は、こちらを見て欲しい。

テストライティングの最大のコツは、緊張しすぎないこと

「これはテストだから上手くやらなきゃ!」と思うと、一番失敗する。

テストライティングというけれど、受注が決まれば、その後も同じように仕事を続けることになる。

全力で書くのは当然としても、120%でテストに臨んでしまうと、その後も120%で走り続けることになり、自分の首を絞めてしまうだろう。

肩の力を抜いて、「受注が決まったら、このペースで毎月○本書くんだな」というイメージしつつ、テストライティングの原稿を執筆しよう。

そして一番のポイントは、徹底的に情報収集することだ。一次情報を集め、得意分野を作ろう。知っていることが多いほど、執筆速度も上がるし内容も充実する。

ライティングは常に、急がば回れだ。登山をするつもりで、しっかりと準備をしてルートを決め、ゆっくりと進めていこう。

そして、採用されなくても気にしないことだ。「私を選ばないなんて、損したわね」と思いながら風呂に入って、次に行こう。

ご縁はいつだって、諦めなかった人だけに結ばれるものだ。

ABOUT ME
ばぶ
汚部屋職人系ライター。 FF14、マイクラも好き。運動大嫌い。 路地裏、廃墟、スチパン、朽ちて緑に飲み込まれていく文明の名残を愛す。